テーマ別カラーコーディネートのご紹介

 

 

床や家具の色でお部屋の印象は大きく変わります。注文住宅などで内装色を選べる方にとってこの選択はとても重要です。しかし、いざ選ぶとなると”失敗したくない”、”暗くなるのでは?”、”何を選んでいいかわからない”、”そもそも選び方を知らない”など不安がよぎります。自分で選択するというのは自分で責任を取るという事になるので大きな決断です。そんな方に少しでも助けになればと同じ家具を使ってテーマを変えてどれだけ印象が変わるかをお伝えしたいと思います。

 

 

 

今回はこの図面を基に3パターンの空間をコーディネートしていきたいと思います。

テレビの背面の壁がアクセントになっておりリビング横に和室があるパターンです。

 

 

 

*ソファが空間を仕切るときは低いソファを選ぶ

色の話をする前にこのようなレイアウトで押さえておくべきポイントがあります。まずは、ソファが空間を区切るように配置する場合はソファの高さが低い事が重要です。LDKは間仕切りを減らして開放感のある空間を演出する事が重要なのでソファが高い事で壁が出来てしまう為です。

 

 

 

*ダイニングはゲストを招く場所でもある

ダイニングは伸長式テーブルを配置しています。普段は4人用でゲストを招いた時は広く使える物です。最近の住宅はお客様を迎える応接間を作っている方は非常に少ないのでダイニングスペースは食事だけではなくゲストを招く場所でもあります。

 

 

 

*ベンチは大勢座るのに便利なアイテム

このようにしてベンチを持ってくることで7人くらいが食卓を囲むことができます。もちろん、スタッキングチェアーを持ってきて必要な時に使うのもアリです。

 

 

 

普段このベンチはどこにしまっておくのが良いと思いますか?ゲストが来るのは毎日ではないのでその時だけのために大きなベンチを閉まっておくのは大変です。

 

 

 

*飾り棚兼ベンチ

正解は和室です。ベンチを和室で飾り棚に使う事で収納場所を使う必要はありません。シンプルなデザインは使い方の幅を広げてくれます。このベンチはホワイトとブラックもありますので是非チェックしてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

明るい床:木部ウォールナット x グレー

床の色が明るくアクセントウォールがライチグレー系の石の場合です。

体積の大きいソファの色をライトグレーにしています。ラグマットをそれよりも濃い色にしてメリハリを出しています。テレビボードはGIRAFFAのWalnutxGreyのコンビネーションです。床の色と同じ色の家具にしてしまうとボケてしまうのでテレビボードの木部を主張あるWalnutにしています。空間に高級感も生まれるのでおススメの組み合わせです。

 

 

 

壁面は箱物の家具をいくつも並べてしまうと詰め込んだ印象になってしまうので観葉植物を配置しています。L字型ソファは左右どちら側を長くするかは迷うところです。窓をふさぐか和室をふさぐかは特に正解はありません。迷った場合はアプローチが多いと想定できる方を短くすることをお勧めします。生活動線を短くすることは暮らしやすさにおいて重要です。

 

 

 

和室側からリビングダイニングを見たアングルです。小さなお子さんがいらっしゃる家庭ではこのような畳スペースはお子様のお昼寝場所になる場合が多いですね。ソファから様子が確認できるように視界が広がっているのが良いでしょう。ある程度大きくなれば画像のようにテーブルを配置するのもよいかと思います。

 

 

 

 

グレーの床:木部ブラックオーク x ブルー

床の色がグレーの艶有でクールでモダンな印象です。テレビボードGIRAFFAはホワイトとブラックオークのコンビネーションに変更しています。ブラックの量を増やし過ぎると部屋が暗くなるので面積が大きい方を明るい色にして小さい引き出しをブラックにしています。

 

 

 

 

ランチョンマットを使いアクセントカラーをブルーにして都会的な空間に仕上げています。アクセントカラーはソファやカーテンのように一度購入したら永く使用するものではなく、価格が安く飽きたら気軽に買えることができる物にすると季節などの変わり目でテーマを変えてインテリアを楽しむことができます。

 

 

 

 

ウォールナットの床:木部ウォールナット x ベージュ

床の素材がウォールナットの場合です。一般的にウォールナットの床は艶の無いマットな仕上げが一般的です。木の風合いを楽しめるのが良いところですので引き立て役が必要です。今回はベージュ系のカラーをバランサーとしています。

 

 

 

ベージュは合わせやすい色ですが主張が弱いのでラグマットに柄物を選択しています。ラグは注文してから届くまでにさほど時間を要しませんのでSofaやテレビボードを納品してから選ぶのもよいでしょう。ラグマットの梱包を破ってからイメージと違うとなっても返品出来ませんのでリスクを下げるなら一つの方法と言えます。

 

 

 

こちらのARETTAダイニングテーブルのセラミックはホワイトセラミックを選んでいます。ダイニングテーブルの天板の面積は大きいのでLDKにおいて主役になるので重要です。ARETTAは中央の伸長部分はウォールナットなので全部が白いセラミックにするよりもメリハリが生まれます。空間を明るく見せながら引き締めることができるのでおすすめです。

 

 

 

今回使用した家具について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

家具は同じでも色や素材の使い方で印象は大きく変わります。家を建ててから家具を選ぶと後で内容を変更する事は出来ません。新居の内装を確定させる前にシミュレーションをすることができればゴールが明確になります。間取り図面と小さなサンプルだけもらって自分の頭で出来上がる新居のイメージを想像するのは難しいと思います。いまは3Dで簡単に空間をイメージすることができますので早い段階で相談していただけると良いと思います。